
年末から伊豆修善寺へ。
今年は色々あったので、母親の慰労を兼ねて、お正月は温泉で過ごすことにした。ついでに、妻の両親もご招待。来年は息子が受験だから、これが最初で最後か。
修善寺は、思いのほか、鄙びた温泉という感じ。
奮発して良い宿に泊まったら、もう上げ膳据え膳で、極楽極楽。
料理もおいしいし、いうことなし。
で、昨日3時ごろ、チェックインしたのは、修善寺に名旅館ありと名をはせる「あさば」。その歴史は、なんと520年にも及びのだそうだ。
重厚な門構えを入ると、若女将と番頭さんが丁寧に歓迎してくれ、招き入れてくれる。
和に徹した旅館なのかと思えば、必ずしもそうではなく、そこはかとなくたおやかなモダンがあちこちに光る。
客室は二階の松風。二間続きの静かな和室だ。そして、客室の真正面には、100年前、ちょうど明治後期に門仲の富岡八幡から移設したという能舞台「月桂殿」が望める。
透明なかけ流しの湯に大きな露天風呂。池を挟んだ斜面には竹林が広がる。そして人口の滝が一筋池に注ぐ音が清涼感を増すのだ。
その池には、あおさぎがまるで置物のように佇み、気がつくと、カワセミが池にダイブする。そんな環境に囲まれた、和の旅館があさばであった。
そんな旅館で正月を過ごすなんて、まあ、一生に一度の贅沢という感じか・・・。
あさば
住所:静岡県伊豆市修善寺3450-1
電話:0558-72-7000

あさばの門

部屋の鍵

部屋からの月桂殿

今日は仕事納め。
午前中で終わりなのは、今年までなのだろうか?
まあ、結局ランチして、デパートとか本屋をブラブラすると、夕方になってしまうので、夜までしごとであっても、あまり大勢に影響は無いかもしれない。
みんなに「良い年を」と言った後、たまたま同じデパートにむかうちぃちゃんと一緒になったので、久しぶりにkinkiの話とか、浅草の話とか「谷・根・千」散歩の話で盛り上がった。
高島屋の美味しいもの売り場を一周した後、丸善へ行き、温泉旅行で読む本を物色。結局買ったのが『日本数寄』(松岡正剛著)、『カメラは知的な遊びなのだ。』(田中長徳著)、そして角川文庫の片岡義男短編選集3冊。
多分、温泉に持ち込むのは『日本数寄』かな。これなかなかよさそう。久しぶりにちょっと硬めだけれど、日本の文化をきちんと解きほぐしてくれるエッセイなので、結構嬉しい。頭が疲れたら、『カメラは知的な遊びなのだ。』を読むのもいいかも。でも、二泊だからねえ、沢山持っていっても読みきれないかもしれない。
今年はあまり新刊本を読まなかったなあ。前回のReading Tracks以降、購入した本は次の通り。
『燃える秋』五木寛之
『山魔の如き嗤うもの』三津田信三
『真庭語』西尾維新
『しあわせのかおり』三原 光尋
『風神帖』池澤夏樹
『雷神帖』池澤夏樹
『買えない味』平松洋子
11月からこの7冊+写真関係本数冊というのがReading Tracks。
『燃える秋』は語ることはなし。読むだけ無駄だった。
『山魔の如き嗤うもの』は、シリーズ物の3作目らしい。このミスで上位入りしてたので読んでみた。うん、筆はうまいかな。でも、ちょっと中だるみする。風俗ミステリーとしては、やはり京極夏彦の方が上だなあ。
『真庭語』は、『刀語』に登場する「まにわに」の物語(笑)。これは西尾維新らしい、楽しい本。求む続編。
『しあわせのかおり』が一番のヒット。なんか優しい物語だった。こんな町のこだわりの美味しい中華があったらいいなあ。でも、東京では駄目なんだろうな。新潟というのがなかなか設定としては生きているね。映画になったので見てみたい。
『風神帖』と『雷神帖』は池澤夏樹のエッセイ集。相変わらず透明感のある、でも風刺の効いたエッセイは、読んでいるとピュアになる。やはりこの人は好きだなあ。というか、この人の本は大好きだ。
そして『買えない味』は、平松洋子とコンビを組んでいる日置さんの写真見たさに購入。『dancyu』に連載していたエッセイ集。日置さんのあの写真、本当に好きだ。今回の『中国茶の本』の改訂も日置さんが撮影してくれたのだけど、本当に素晴らしい仕事してくれるカメラマン。いつか、日置さんのような写真撮れるようになりたいなあ。まあ、無理だけど。
さあ、あと年内1日、今日買った本5冊のうち、どれだけ読めるだろう。
ほとんどは、年越しなので、来年のReading Tracks行きか。
ついでに、今年読んだ本ベスト3は、『刀語』全12巻、『鴨川ホルモー』、『有頂天家族』だろうか。次点が『しあわせのかおり』と『精霊の旅人』。
万城目学と森見登美彦は、今年ヒットだったよね。そして昨年に続いて西尾維新。本多義好の本が今ひとつだったのは残念。
池澤夏樹は相変わらず読んでいるが、この人の本は別枠。
それから、久しぶりに片岡義男を紐解いた年でもあった。昔憧れた人物像が今読んでみると、なんだか古臭く感じるのは、時代が大きく経過してしまったからか、それとも僕の価値観が大きくかわってしまったからか。いずれにせよ、なかにはいまだにきらりと光る感性が感じられるのは、片岡さんらしいなと。
来年はもっとあれこれ本を読もう。
ともかく、明日から湯治の旅(笑)。まあ、近所なんだけどね。

2008年7月に松木にオープンしたPatisserie Shin(パティスリーシン)。テニスの帰りとかに何どか目にしていたのだが、今日初めて行ってきた。
いろいろとおいしそうなケーキがあって、僕は相変わらずの栗フェチだから「和栗のモンブラン」を選んだ。なんだか軽いマロンクリームだったけれど、中に渋皮煮の栗がまるまる一つ。生クリームも甘さ控えめで、なかなかおいしい。やや、高めだけどね。
ショートケーキも、甘さ控えめ。スポンジ軽め。
最近では、あれこれあちこちに洋菓子店が出現。茶友のその友がやっているシトロンも、オーソドックスなケーキを作る店だが、シンも、なかなか良いかな。
グラン・クリュがあんなにならなければ、やはり僕はグラン・クリュが一番すきなのだけれどなあ。


夕べは、久しぶりに赤坂の料亭で宴会。今年はなんと自腹・・・。まあ、この金融界大不況の折、やむを得まい。それに、こんないわゆる本当の料亭に来るのは、本当に年に一回だけだだから、まあいいかと。といっても、お姐さんたちはみんな僕より年上?みたいな。大体こんなところに40代で来てはいけないということなんだろう。料理も、うーん、もっとおいしい料理旅館のようなところもあるんではないかなあ。でも、場所代か。
で、一夜明けた今日は、午前中テニス最終回に行った後(今日は試合。なかなか調子が良かった。じゃんけんで負けて、純銀色プラスチック製のトロフィーをもらい損ねたけれど。)、襖と障子の張替え。まだまだあれこれ掃除をしないといけないところはあるんだろうけど、まあ、後は年明け。こんな風に我が家にはいろんなものが蓄積してしまっているんだろうねえ。でも、納戸の整理は終了。あとは、北の部屋をどうにかしないと、和室にまで手が出ない。いずれにせよ、春までには、部屋を一部屋大掃除しなければいけないのだから、掃除は年をまたいで、続くのである(笑)。
早く、書斎が欲しいものだ。『定本 野鳥記』も里親が決まったし(笑)、あとは、本棚移動後、入る本だけ収納。多分また本の処分をしなければいけないのだろうなあ。大きな単行本は、初版の大切なもの以外は、文庫にしてしまおうかと・・・。
そうそう、僕は、テニス以外のスポーツって、あまり見ないのだけど、スケートは案外好き。今日の日本選手権は、浅田真央の優勝。順当な線か。彼女の安定したスケートは、見ていてハラハラらしないからいい。一方の安藤美姫は残念だったねえ。もう少しメンタリが強いといいのになあ。村主は・・・。まあ、もうそろそろプロに転向してもいいのでは?でも、決勝とかの真剣勝負よりも、エキシビジョンの方がいいなあ。ぴりぴりした雰囲気よりも、やはり優雅な舞の方がいいよね。
この画像は、30mmF1.4。背景にいろいろビニール袋が散乱しているのは分かってしまうのだけど、それでもぼけ方が尋常じゃないねえ。それに案外物に近付けるので、かなり嬉しい。

自分へのクリスマスプレゼントは、結局SIGMAの大口径標準レンズ 30mm F1.4 EX DC HSMにしてしまった。
最後の最後まで、ネットのボタンをぽちっとクリックする寸前まで、TAMRONの90mm F2.8 MACROとどちらにしようか迷いまくってたのだ。
いま、TAMRONの28-75mm F2.8 MACROをもっているので、まあ、当分はこれでいいかと。それよりもやはり明るいレンズを欲しかったのだ。
30mmといえば、Nikon D200では、ほぼ50mmの標準レンズと同じような画格。もうすこし広角だと嬉しいのだが、D700なんて購入できないしなあ。だから18mm F1.4なんていうカメラがお手ごろ価格であると嬉しいのになあ(笑)。
どんな写真が撮れるか、楽しみ楽しみ!
今日は、赤坂の料亭「つる中」で忘年会。


クリスマスには、ケーキ。そう決まっているのだが、今日は仕事。それに、メタボ予備軍と称されてしまったからには、そうそうケーキばかり食べているわけには行かない(笑)。
で、このクリスマスケーキとして食べたのは、聖蹟桜ヶ丘のLe Pupelin(ル・ププラン)のもの。23日に買いに行ったときには、クリスマスバージョンのケーキばかり並んでいたなあ。
多摩周辺のケーキ屋さんは、調べてみるといろいろとあるのだが、聖跡では、ここがかなり点数高いみたいだ。永山とか最近は松木にもケーキ屋ができたというので、そのうちに行ってみることになりそうだ。
で、クリスマスの今日は、年末ということとはまったく関係なく、仕事三昧。来年もこんなに仕事が山積みなんだろうか・・・。まっとうな、そして建設的な仕事であって欲しいものだ。

11月から街のいたるところにクリスマスイルミネーションが輝いていたので、つい本番のクリスマスイブになっても、その思いはあまり強くなくて、ふーん、クリスマスイブねえという感じになってしまうここ最近のこの季節。でも、今年はとても楽しく過ごすことができた。
クリスマスといえば、もう20年近く前のNYのことを思い出すのだけれど、最近はツリーも飾らなくなってしまったのが、ちょっと淋しいかな。オーナメントをいろいろと調達するのも、楽しかったのだけれどね。
我が家の巨大クリスマスツリーも、そろそろ小ぶりの物へ買い換えて、気に入った小さなオーナメントを毎年かって飾り付けするのもいいかもしれないなあ。
ともかく、不景気の世の中、せめて気分だけでも明るく、すべての人が幸せでありますように。

クリスマスイブのイブである今日は、聖蹟桜ヶ丘のアートマンにお買い物。クリスマスプレゼントとして息子にはiPod nanoなど購入。自分へのご褒美は後日。ついでに本屋で『風神帖』『雷神帖』(池澤夏樹著)を買う。
ランチは、クリスマスということもあって、せっかくだからイタリアンへ。聖蹟には、いろいろとレストランがあるみたいなのだけれど、今回は、そこそこ評判の良い「UBRiACO」へ。
ランチコースC。
前菜、パスタ、肉or魚、デザートという内容。
前菜は少しずついろんなものがお皿に乗って出てくるのがうれしい。
パスタは4種類から1つをセレクト。僕は、アンチョビとブロッコリーのパスタ。シンプルでおいしい。
そしてメインは魚。鯛のポアレ。カラッと焼かれておいしい。バルサミコとバジルペーストが良いコンビ。
デザートも数種類。珈琲のババロア、ベリーのソルベ、チョコレートケーキなど。
おなか一杯になった。
UBRiACO
住所:東京都多摩市関戸4-4-10
電話:042-337-6309
http://www.ubriaco.ne.jp




このところの悩みといえば、能天気な僕としては、どんなレンズを購入するかということ。クリスマスに年に一度の自分へのご褒美。
候補はいろいろとありすぎて・・・。
SIGMA 30mm F1.4 EX DC デジタル専用 HSM
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 AFモーター内蔵 272ENII
Nikon AI 50mm/F1.2S
明るいレンズが欲しい。
でも、長めのマクロも欲しい。
で、30mmと50mmどっちがいいのだろう。
Nikon D200で50mmというと75mm換算か。30mmで50mm程度。
だとすると、やはりSIGMAの30mmがいいのかもしれないなあ。
高い価格からいうと、ヨドバシ価格でTAMRON、NIKON SIGMAの順か・・・。
Amazonでもこの順番。でも価格が大分違う。
レンズの安さでは、Amazonは定評があるなあ。
でも、受注対応の悪さでも定評があるのが問題か。
いままで、あまり問題とは思ったことないのだけど。
それにしても、
TAMRON 41832円
NIKON 41580円
SIGMA 40660円
と、どれもほぼ変わらない。
うーん。
迷う。
やはり明るくて使いやすいSIGMAにするのかなあ・・・。

今日は、近所のアウトレットに買い物。年末年始のお出かけ用の服を探しにいったのだが、ぜんぜん関係ない服ばかり(笑)。エドウィンでジーンズ一本、エディバウアーでセーター2枚にラガーシャツ1枚、ウールのシャツ1枚、Tシャツ一枚。これはすべてmeet up用か(笑)。ついついオレンジ系の服が多くなってしまうのは、まあ趣味の問題。
本当は上着系の服も欲しいのだが、これは年明けのバーゲンか。
ランチは寿司。
白身魚を中心に、でもついつい鮪も食べてしまう。尿酸値を低くするには、鮪は控えないといけないらしいのだが・・・。でも鮪にはDHAが多いらしいし・・・。それから、コレステロールの多いといわれたイカが大好きなのでだが、最近イカにはタウリンが多く含まれているので大丈夫なんていう嬉しい話もあって、ついつい食べてしまう。
ようするに、食べ過ぎなければいいということね。
ひらめをレモンと岩塩
そして焼き蛤
おいしかった。
写真は、「この続きを読む」からどーぞ!

去年の暮れから毎月購入しているカメラ雑誌。いまのところ『フォトテクニック デジタル』と『カメラマン』。時々『Love カメラ』とか『女子カメラ』、そして『カメラ日和』なんていうものを購入。さすがにカメラ人口が多いだけあって、あれこれ雑誌が出ている。中国茶とは大違い(笑)。
いろいろと勉強にはなるのだけど、興味の無いものもあれこれあって、まあ、取捨選択という感じか。カメラマンには、mixiで知り合ったプロカメラマンの荻窪番長さんのページも今月から連載。僕が絶対に撮ることが無いような、ポートレート写真が載っているのだが、それも彼の人柄か。
レンズ対決が掲載されていたのだが、やはり、50mm F1.4のレンズが欲しいなあ。本当は、50mm F1.2がいいかなとはちょっと悩んでるんだけど。あるいはSIGMAの30mm F1.4もいいかもしれない。でも、これで何を写すんだろう・・・。何を写したいんだろう。
ドラマ「ブラッディ・マンデイ」終了。
このクールで一番面白かったけど、最終回がちょっとぐたぐた。
これは続編ありだな。
でも、それが楽しみかもしれない。
マヤに又会える?!(笑)。

■健康のこと
忘年会シーズン。
クリスマスも重なるから、いろいろと美味しいものを食べる機会が・・・。 でも、先日の定期健康診断で、いくつか問題が・・・。 腎臓に腫瘍発見・・・。CT検査実施。問題なし。 でも、内臓脂肪大目が露呈・・・。 メタボ予備軍と診断。血液検査でピロリ菌抗体発見・・・。 胃カメラ検査実施。これはこれから。 尿酸値7.8。テニス始めて6まで下がったのに・・・。 悪玉コレステロール高め。 もう年なんだなあ。 自分の身体は自分で管理してあげないといけないんだなあ・・・。 胃カメラいやだなあ・・・(笑)。ということで、これからは食事ほどほどに・・・。
■カメラのこと
自宅の大掃除中。そんなときに、カメラが一台。初期の頃のEOS Kiss。明るいレンズ2つが発掘されたのだから、カメラ本体もあってしかるべき。で、出てきたのがこいつ。まあ、あるのは知っているんだけど(笑)。
35mmフィルムカメラ、なんだかいいなと思い始めてて、せっかく明るいレンズ(50mmF1.4、28mmF2.8)があるのだから、CANONの古いカメラで遊べるといいなあと思ってたら、残念ながら、CANONの古いカメラは、Nikonのようなマニュアルカメラではなく、全自動カメラ。EOSがその類型。Nikon FMカメラを持ってたら、違ってたのになあ。
まあ、でもCanon のEOSでも、マニュアル操作ができるのだから、少しこいつでフィルムカメラ遊びをしようかなと。もちろん、リバーサルフィルムでね。でも、もうリーバー去るフィルムをスキャンする、フィルムスキャナは、もう朽ち果てているんだろうな・・・。
そのうち憧れのライカM7を触ってみたいものだ。

『観光』(中沢新一著)という本を買ったのは、もういつのことだっただろうか。日本にある観光地を旅しながら、あれこれ中沢新一と細野晴臣が対談するという内容の本だった。それを読みながら、日本の観光地を歩いてみたいと思ったものだった。
もっとも、そこに登場する観光地は、神社や仏閣がある場所で、戸隠、伊勢、大山、天河など。いわゆる観光地の原点みたいな場所ばかり。それはそれでとても魅力的だ。人為的に作られた観光地というよりも、神社仏閣があったから、自然発生的に観光地として成立したような場所。
そういえば、江の島はでてきたっけ?
江の島の弁天さまと、その参道に続くお土産屋。これこそ正しい観光地だね。
昔風の喫茶店やらキーホルダーなどを売っている店、シラスやさつま揚げのような練り物を売っている店、古びた旅館、そして温泉。なんだか、観光地そのものという感じのする江の島の参道。そんなところを歩きながら、ああ、日本国内の観光地をあれこれ旅したいと思った。
観光は、日常から隔離された非日常。そのなかを、カメラを片手にブラブラと散策するのは、なんとワクワクと魅力的なことなんだろう。
こんな魅力に触れてしまったから、カメラ散歩は当分続くのだろうなあ。
<使用機材:Nikon D200, Tamron 28-75mm F2.8>
P.S.
今日は我が部署の忘年会in巨牛荘 六本木

『中国茶の本』第6版出版打ち上げのために、永岡書店の佐藤副編集長、ライターの橘内さんと、代々木上原の「老四川・瓢香(ピャオ・シャン)」へ行ってきた。
何を食べても美味しいと評判の店だけあって、すでに予約で一杯。飛び込みお断り状態。僕たちも2週間前に予約して、18:00~19:45の短い時間割り込ませてもらった。
四川料理というだけあって、メニューには唐辛子マークのメニューが多かったが、滅茶苦茶辛いというのはほとんどなくて、どれも奥行きの深い、そして味わいのある料理だった。特に、大きくて丸い唐辛子を使った牛肉のしゃきしゃき炒めは、程よい辛さと牛肉の食感がとてもよくて、ああ白いご飯に乗せて食べたい!と思ってしまった。
お薦めのほうれん草も、やはり自分で料理するとこんなふうにしゃきっと炒められないんだよね。そして上海風黒酢豚には、酢豚の具としてはへえーと思うようなネギとにらが沢山。これもうまかった。
本当はスープも試してみたかったのだが、今回はもうお腹一杯で、断念。最後にさっぱり味の杏仁豆腐を。
この店のもう一つの売りは蓋碗で楽しめる中国茶。緑茶、烏龍茶、黒茶、苦丁茶まで、なかなかのバリエーション。お湯は魔法瓶で出してくれるのがうれしい。
今度はじっくりと、スープ系の料理も堪能してみたいものだ。
個別の料理は「この続きを読む」からどうぞ!
老四川 瓢香(ピャオシャン)
住所:東京都渋谷区上原1-29-5
電話:03-3468-3486
営業:11:30~14:00(L.O)
18:00~21:30(L.O)
定休:月曜・第3火曜


元上司が秋の受勲で勲章をもらった。
そのお祝いのイベントがパレスホテルで開催され、出席してきた。
そもそも、勲章ってなに?というぐらい、知識がないのだが、調べてみたら大きく3つあるらしい。
最高位の勲章は、「大勲位菊花章」(この中でも2ランクあるらしいが割愛。)という奴で、皇族とか国家首相クラスが受賞するもの。最近では平成18年に橋本龍太郎が受賞している。同様な勲章に「桐花大綬章」というのがあって、民間最高位の勲章。過去には松下幸之助とか経団連元会長の平岩外四が受章している。
さらに旭日章(きょくじつしょう)というのがあって、公共に対して顕著な功績を挙げた者で70歳以上の人に対してさずけられるもの。8段階に別れている。
これとは別に文化勲章なるものがある。
元上司が受章したのは、この旭日章の上から二つ目の「旭日重光章(きょくじつじゅうこうしょう)」という奴。我が社のトップになるというのは業界をまとめなければいけないので、相当苦労する役職で、勲章がもらえてもいいぐらいの働きをしなければならないわけだから、元上司の受章も当然といえば当然だし、また非常に喜ぶべきものである。
話をするまで非常に緊張し、「人前で話をするのは苦手なんだよなあ」といつもぼやいていた上司ではあったが、実はとても分かりやすく話をする人だ。今回の記念イベントでの挨拶も、なかなか、楽しいユーモアを交えながら、非常に上手な話をされていた。
ところで、奥様と初めてお目にかかったのだが、なんと元宝塚の女優さんだったのだそうで、もう60歳も半ばを過ぎているのに、非常に美人で驚いた。なるほど、元上司が奥さんにめろめろだという噂は本当だったんだね(笑)。
帰りにお土産をもらったら、なんと菊の御紋の付いた羊羹だった。ありがたく頂戴した。
ともあれ、めでたいイベントで、僕も嬉しい。



土曜日の江の島ランチは、片瀬海岸にあるiL CHIANTI BEACHE(イル・キャンティ・ビーチェ)というカジュアルなイタリアンレストラン。土曜日だし、夕方からのイベントのことを考えると、ランチ食べられるかなとちょっと心配してたけど、ぜんぜん杞憂に終わった。なにしろ、全然待ち時間なく、良い席に案内されたから。
キノコサラダ、お勧めのメダイなどの刺身、それぞれ好きなパスタ(僕はバジルコ)、そして珈琲。まあ、それなりの値段はしてしまうのだけど、シェアして食べるので・・・。
バジリコは、ピーマンが入っていて、なんだかちょっとだけ不思議な味だった。やはりここは直球でバジルと大葉だけというバジリコスパゲティが食べたかった。それにややオリーブオイルが多かったなあ。
でも、キノコのサラダや、新鮮な白身の魚はとても美味しかった。特にサラダの特製ハウスドレッシングは、かなりうまかった。
江の島だから「しらす丼」とか「江の島丼」なんていう考えもあったのだけど、海が見渡せるテラス席もあって、雰囲気の良いレストランだった。近所の人らしき犬を連れた夫婦とかが、テラスで軽く食事をしているのをみて、ああ、なんて優雅な・・・なんて思ってしまったり。
江の島のディープな観光を目的にするならあまり似合わないけど、土曜日の昼下がり、ぶらりとカメラ散歩には、うってつけの店だった。
iL CHIANTI BEACHE
住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-20-3
電話:0466-26-0234
営業:11:00~23:00
定休:無休
HP:http://www.il-chianti-beache.com/

その昔『イルカの日』という映画があったっけ。イルカって頭がいいんだなと、その映画を見て思ったことを覚えているが、映画そのものは、なんだか良く覚えていない。そうそうイルカといえば僕の世代は『わんぱくフリッパー』だよな(って、それは古い・・・)。
僕はイルカよりも鯨の方が好きで、NY時代は良くホェールワッチングしたっけ。でも、こういう水族館のイベントでイルカと鯨が競演すると、どうもイルカのほうがスマートで格好いい。鯨はこんな小さなプールではなくて、もっと大きな海にこそその体型が似合うんだろうな。
といっても、イルカもクジラ目ハクジラ亜目ではあるんだが。もちろん、ハクジラとヒゲクジラの違いはあって、僕がクジラと呼んでいるヒゲクジラ系統のもの。だから、違いはあるんだけどね。
話が横にずれるけど、なんと鯨偶蹄目(くじらぐうていもく)という新しい遺伝子を基にした分類があって、鯨とかばが同じ系統の動物なんだとか。骨格とか遺伝子とかが近いらしい。やはり鯨が岡に登って、現在の四足動物になったという進化の過程がこんなところに現れているんだろうな。とても面白い。
で、この写真は新江の島水族館のイルカ&クジラショー。
水族館生まれの4世イルカだそうだが、凄く高くジャンプするのが格好よかった。なんだか久しぶりに水族館でなごんでしまったなあ。


書庫整理は着々と進む・・・つもりだったのだが、ぜんぜん進まない。なにしろ本の数が多すぎるのだ。いままで本棚5つ分+αあったものをコンパクトにしなければならないわけだから、到底本棚一つには入りきらない。6畳半の洋間が本で埋まるほどあったわけで、それを整理するのは至難の業なのだ。それでも、もうここ5年ぐらい手に取ったことが無かった本は、思い切って処分。
おかげで片岡義男の文庫本は5冊手元に残しただけですべて廃棄。村上春樹も同様。神保裕一も東野圭吾も宮部みゆきもCWニコルも、ほとんど廃棄。仕方ないね。どうしても読みたければ、図書館に行こう。あそこが僕の書庫だと思えば・・・。
それにしても『中西悟堂全集』と『内田義彦全集』これ、どうしようかな。内田義彦全集は、神田あたりに持ち込めば、買ってもらえそうだけど、BOOK OFFでは無理だろうな。中西悟堂は、なかなか手放し難いのだが、しかたがない。誰かもらってくれないだろうか。

ところで、昨日の続き。
江の島には「新江の島水族館」なる立派なものが誕生していた。
大きな水槽に様々な魚が泳ぐのは、なかなか見ごたえがあった。
ちゅら海水族館を見てしまっているので、ちょっと規模は小さいが。
で、ここで出会ったのが「海月」。いわゆるクラゲだ。
透明でゆらゆらしていて、綺麗で、なんだかとても癒された。
一番上の画像のワイングラスに入っているのは、小さなコインぐらいの大きさの水クラゲ。
ちゃんと泳いでいるのだ。
ふわふわ浮かんで、泳いでいるのを見るのは、かなり癒される。
思わず一番ここで時間を割いてしまった。
金魚とかよりも、かなり癒し系なんだな、クラゲって。

今年最後のmeet upは、なつかしの江の島へ。
その前に片瀬海岸を歩く。
曇り時々晴れの天気予報に反して、なんだかすっかり青空。
気持ちが良くて、写真撮りに行ったのに、
ただただ、すっかり和んでしまった。
オートバイのおじさんたちが格好よくて、パチリと一枚。
なんだか、日本じゃないみたいな風景(笑)。
久しぶりにオートバイに乗りたくなってしまった。

冬の午前中の海岸は、なんだかとても綺麗に見えて、きらきら輝いていた。
ちょうど息子たちぐらいの子供たちが波打ち際で遊んでいて、なんだか青春だよなと思った。
江の島なんて、本当、町田っ子にとっては、デートのメッカだったからなあ。
でも、僕は行ったこと無かったなあ、女の子と江の島なんて・・・。

今日は満月らしい。
そういえば、夕べも月が綺麗に輝いていたっけ。
そんなときに写真仲間からメールでヘルプ。
「手持ちで月がうまく撮れない。線香花火の最後の玉が落ちるみたいになってしまう~。」
ふむふむ、月は思ったよりも全然明るいのだ。
なので、思いのほか露出を低めにしてあげる必要がある。
ということは、おのずとシャッタースピード早くできるわけで、ならば手持ちも可能か?!
というわけで、手持ちで月がどれだけ撮れるかちょっとトライ。
いやいや、これが思いのほか撮れるんだなあ。
なにしろ、月にフォーカス合わせても、カメラの露出計は周りが暗いから、月を明るく測定しちゃうんだな。スポット測光ならうまくいくのか、今回は試すの忘れた。
絞り気味にして、手持ちだから手振れしないように逆にシャッタースピード早くする。
200mmの望遠レンズを付けてD200 で撮ってみた。
このぐらいには撮れるんだね。
データは以下の通り。
ISO :200
絞り:F6.2
シャッタースピード:1/350
なんか天体写真も楽しくなりそうだよね。
でも、星の場合はこんなにうまくいかないのだなあ。
写真は奥が深い。

今日は面白いことを初体験してき。
先日やった健康診断で、エコー(妊婦さんのお腹を見るのと同じような奴)の内臓検診するのだけど、そこで左の腎臓の一部にぽっこりと膨らみがあるのが見つかったらしくて、腫瘍かもしれないって連絡があって、再検査するはめになってしまったのだ。
で、今日午前中にCTで輪切りにされてきた(笑)。
あっという間に検査は終わってしまったのだけど、本当にCTは身体を輪切りにしてくれる。CTスキャンした画像を見ながら医者が説明してくれるのだけど、なんだか自分のおなかの中を見るのは面白い体験だった。
結果は、どうやらエコーの撮影角度の問題だったみたいで、ぜんぜん異常無しだった。
ついでに他の臓器も見てもらってしまったのだけど、まったく問題なし。強いて言えば内臓脂肪が多めだねといわれた・・・。やばい・・・。なんだか、無料であちこち見てもらって得してしまった気分。
もとから癌だとは思ってなかったのだけど、なにか病気だったらやだなと思ってたので、ちょっと安心したかな(笑)。

この季節になると、鍋がうれしい。
この頃は、息子が気に入ったということもあって、豆乳鍋が我が家の定番になりつつある。
でも、市販のスープをそのまま使うのでは芸がないので、ほんの少しだけ手間をかける。
まず、鍋にサラダオイルとニンニク、しょうが、長ネギのみじん切りをいれ、皮付きのとりもも肉を放り込み、皮を焦げ目が付くまで焼く。ニンニクなどにすこし焦げるぐらい炒めて、そこに日本酒を入れるのだ。
そして豆乳スープを豆乳、いや、投入!(笑)。
肉団子はもちろん自家製。
鶏のミンチに味噌、にんにく、木ノ子類、玉子、そして片栗粉。
これをスプーンで団子にして投入。
白菜、しいたけ、長ねぎ、えのき、水菜など、好みで入れる。
あとは、勝手に食え!って感じ。
なので、我が家の鍋奉行は、鍋を作るところまででお役御免(笑)。

今日はホタテもとどいたので、刺身、バターソテー、そして縁側は醤油炒め。
ご馳走様でした。

北にある6疊の書庫。いや、別に書庫というわけではなく、納戸、いやいや、もともとは普通の部屋なわけだが、あまりにも大量の本を溜め込んでしまったために、書庫と化していた。この部屋を息子に来年までに整理し明け渡すことになっている。今日はその書庫から、保存本、売却本、廃棄本にわけて整理。いやあ、よくもまあ、こんなに本を溜め込んだものだ。でも、なぜか本は棄てられない。ああ、これは読む、ああ、これは手元においておきたい・・・。結局は、1/3は残ってしまうのだなあ。
うちの父親は、あまり本を読まなかったので、僕が残されたのは、『田山花袋紀行集』2冊と『ミミズのたわごと』(岩波文庫)上下巻のみ・・・。うーん、僕には考えられない。
中国茶の本はもう、1/3ぐらいにしてしまおうかと。そして小説も本当に好きなものだけに。他にも沢山棄てられぬ本があるのだなあ・・・。うーん、これらの本を移動させて、僕が寝られる書斎ができあがるのだろうか・・・。
まあ、そんな一日。

なんだか、とても宮沢賢治が読みたくなって、本屋で『銀河鉄道の夜』を探していたら、「このミス2009第一位」なんて本が平積みされているのを発見。あれ、もう出たのかなと思ったら、やはり出ていた!
そう、毎年この季節の風物詩になっている『このミステリーがすごい!2009年版』
で、このところ数年続けて同じこと言っているのだが、「今年のこのミス上位作品、読んでねー!」。うーん、まあ一位の伊坂幸太郎は、読みたいと思う作家ではないので、どうでもいいのだけれど、常連がほとんど上位にいなかったのは、ちょっとショック。『黒い家』の貴志氏の『新世界』という作品が唯一5位に入っていたぐらいか。
だめだなあ、全然読んでいない。でも、戦時中、戦後直後の時代背景で、しかも戦争ものは、あまり興味がないので、2位、3位の作品はやはり読まない。読んでみたいと思ったのは、8位の『山魔の如き嗤うもの』(三津田信三著)か。どちらかというと、ストーリー的には11位以降の作品に興味を覚えるのは、感性が老化したせい?
ともあれ、このミスは、「私の隠し玉」を読むためのようなものに最近なってるなあ。