
Nikon D200, Tamron 90mm F2.8
Macro
色という言葉の語源を
つい先日知った
昔から色はカラーの意味だと
思ってたのだが
高校時代に古典をさぼったツケか(笑)
色のクの部分も
巴の部分も
共に人を表すのだそうだ
つまり人と人が絡まっている図
いまでも「色男」とか「色情」なんて
そんな言葉として使われる「色=sex」が
本来の色の意味だった
その色がなんで色彩の色になったのだろう
万葉集の時代には
まだ色は色彩としての色としては使われず
色を表すときには
個別のそれぞれの色の名前で
表示されていたのだという
「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は
ものや思ふと 人の問ふまで」
小倉百人一首の中で
好きな歌であるこれなどは
その時代の和歌だと勘違いしていたが
考えてみれば平安時代中期のものだから
もしかしたら、
顔色(これは感情を表現する方の意味)は
色彩を表示する言葉への
移行的な時期の意味合いをもった
言葉だったのかもしれない
sex→高ぶる感情→顔色→色彩
普段何気なく使っている色
特に写真を撮るようになって
とても敏感になった色について
こんな意味の変遷を考えてみるのも
面白いものだ
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