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旅の記録、日常の記録、ふと気になったものたちなど、そんなものを切り取ってみた
狂言 ござる乃座
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Canon IXY L3

夕べは、国立能楽堂で 狂言ござる乃座を観劇。

国立能楽堂は初めだった。

千駄ヶ谷から代々木方面へ向かい徒歩5分。

住宅街の中に、敷地面積の広い能楽堂がぽつんと立っている。
近代的な概観なのに、中に入ると広い舞台に能楽の舞台が設えてある。

玉砂利で囲われた舞台は総檜つくり。



こういう舞台様式は、どこでどんな風にして生まれたのだろう。自分の不勉強さ加減にややあきれながら、一方で能楽堂のつくりの美しさに魅入られている自分も見つけたりして、南下とても新鮮だった。

今日の演目は、「横座」、「重喜」、「寝音曲」の三極。

横座は、野村萬斎が牛主、野村万之介が何某。

二人の掛け合いと、牛主の語りがメインなのだが、語りの部分は読解不能用語の連続で気を失いそうになった(笑)。

日本語なのに・・・。

重喜は、萬斎の息子裕基(おや、うちのむすこと同じ名前、とおもったら、竹山悠樹という、字まで一緒の人がこの一座にはいるんだね。)と父万作の掛け合い。

小さな裕基の演じる重喜がなんとも可愛くて、笑いを誘う。

まだ体ができてないのだろう。彼が歩くとどうしても頭が揺れてしまう。

あの中腰で前へすべるように移動する狂言の歩き方は、さすが万作は揺るがず動ぜず、どっしりとした存在感がある。

その後ろを歩く裕基は、まだ小さくて可愛くて、好対照。体ができてないと、歩くという演技すら大変なものなんだろう。

パンフレットの表紙裏に白黒の一枚の写真があって、萬斎(当時武司)が祖父万蔵と演じた重喜(1972年)だったのだが、こうやって祖父、父親、息子へと伝統の技が受け継がれていくのはすごいことだと思った。

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最後の寝音曲は、萬斎演じる太郎冠者と主の石田幸雄の掛け合いの絶妙さがすごい。

たしかに、朗々と歌う演技と声の出ない演技を即座に切り替えながら太郎冠者を演じる萬斎は、相当うまいと素人の僕に思わせるのだが、それ以上に、場を盛り上げる二人の掛け合いは見事だった。

正味一時間ぐらいの短い時間だったが、国立能楽堂の伝統美と狂言の面白さに感動した夜であった。


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