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旅の記録、日常の記録、ふと気になったものたちなど、そんなものを切り取ってみた
手食宗家オフ
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昨日は、「手食宗家」という集まりにご招待いただき、新川のWindward Cafeに行ってきた。

手食とは、読んで字のごとく、「手で食べる」ということ。

食事を手で食べるのは、それこそボーイスカウト時代に、箸を忘れて、小枝をナイフで削って箸を作ったものの、使いにくくて、皆で手で食べちゃおう!見たいな乗りで食べた以来なので、それこそ、もう35年以上も前のこと。

もちろん、手で食べるのがデフォルトになっているインド料理を!ということではある。つまり、皆で南インドの料理を作って手で食べましょうという集まりなのだ。

手で食べるというのは、なんとも奇妙なもので、まず、指に感じる料理の感触というのにとても違和感を感じる。これはもう長い間、手で食べるということをしてこなかったせいなのだ。そもそも、箸やスプーン、フォークを使うのが当たり前だった。

で、もっともショックだったのが、自分の指なのに、うまく食べられないのだ。ご飯とカレーを指先で混ぜて、つまんで口に持っていくだけの作業なのに、それがうまくできない。これは相当ショックなことであった。

箸を使えるということと、手でご飯が食べられるということでは、どっちが脳に対する指令として複雑なんだろう。箸が使えるのに、指でご飯が食べられないというのは、なんだかとても簡単なことをすることが出来ないような気分で、非常にショックだった。

(続きは「続きを読む」から!)

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さて、何で南インド料理なのかは良くわからないのだけれど、全体的に様々な香辛料を駆使して味付けをしていく。

見たことも名前を聞いたこともないような香辛料がレシピには並んでいて、こいつは覚えるのが一苦労だなと思いつつ、でも、てきぱきと動くみんなの動きにちょっと感動。

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その香辛料やら野菜やらを混ぜ合わせていく様は、まるで、プラモデルを組み立てているような、はたまた、漢方薬を調合しているような印象を受ける。どちらかというと、後者の方が適しているか。

食事って、やはり体に良いものを撮るという意味で、漢方薬なんだろうなと思う。味を調えるだけではなく、体に効果があれば、とてもいいではないか。特にインド料理は、アーユルベーダーの影響が大きいのだろう。


辛さの度合いやスパイスの配合は おっしゃるとおり 体調や季節によって変化させます。中国の医食同源よろしく インドアーユルベーダーです。

消化の悪い食材に 消化を助けるスパイスを使い 暑い季節には体をひやしてくれる唐辛子を多めに 逆に冬は唐辛子を控えて かわりに体を温める生姜やブラックペッパーを多用します。 (ゆゆかさん談)



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そういえば、東インド会社の時代、人々が香辛料を求めてあちこちに舟を出したというのが、よくわかる。こうやって、いろんな香辛料を調合して、食べにくいものを食べやすく、そして美味しいものをより美味しくする知恵を働かせてきたのだから、それはすごいことだ。

前から香辛料って、とても興味があったのだけれど、普段自分の家にある香辛料の少なさ(胡椒、ローリエ、山椒、唐辛子、そんなものか)を思い返して、こういう香辛料を沢山使う料理って、どんどんチャレンジしてみたいものだと思った。

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それから、カレーなのに、いや、カレーだからかか、野菜が沢山。
ほうれん草、たまねぎ、カリフラワー、トマト。そのほかにもいろんな野菜が使われる。簿六コリーなどは、香辛料と一緒に炒め蒸しにするというすばらしい調理法で料理されて、美味しいものに仕上がっていくのだ。

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そして加熱。

一部炒めることがあるが、ほとんどが煮る。煮込む。こんな行為だけなのに、物が美味しくなる。古代、土器が出来ただけで飛躍的に料理環境というのが発展したと、昔歴史の授業で習ったのだけど、たしかに、こうして料理を目の当たりにしていると、それはかなり画期的だったのだろうと、いまさらながらに思ったりもした。

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香辛料をまぶされて、水も加えずに、そのものに含まれた水分だけで炒め煮されたカリフラワーは、ほくほくして香りがとてもよいものとして仕上がった。

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そして机に並べられた料理たち。

食単をおさらいすると、
 チキンココナッツマサラ(マサラって香辛料を混ぜたものの意味らしい)
 ゴビマサラ(これがカリフラワーの炒め煮)
 大根とレンコンのクートゥ(ムングダル(緑豆の皮をむいてひきわりにしたもの)を水で煮たものに野菜を加えて最小限のスパイスとココナツミルク(これも南インドの定番)で煮た辛くない優しいカレー)
 パラク・バニール(自家製チーズとほうれん草のカレー)
 ラッサム(辛いシャバシャバスープカレー)
 チャパティー
 ジャスミンライス
 アチャール(野菜の漬物)
 牛乳ゼリーカルダモン風味
 ラッシー

名前だけ見ていても、ナンだっけこれというものが多い。インド料理はおいしいので、もっと勉強しないといけないなあ。

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これらの料理を手で食べるのだ。
なんか手先を鍛えるということが、脳に直結しているということを感じた食事でもあった。

はずかしいとか、奇妙なことをしているという印象はまるでなかったのだけれど、指でちゃんとご飯を食べられないということが、かなりショックだった。

かといって、「手食宗家」のメンバーの方々のように、日本蕎麦を手で食べる試みに参加するのは、結構勇気の要ることかもしれないのだけれど(笑)。

お誘いいただいた、ゆゆかさんには、本当に感謝である。
また、新しい面白い世界が目の前に出現したという感じである。
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